「アナログ慣性」から「デジタル慣性」へ──系統安定化の技術革命

新刊「Ei革命」解説シリーズ。第5章 その2。

今回はいよいよ、特別編で予告した本題に入る。日本で最も頻繁に聞かれる反論──「再エネは不安定だから基幹電源にはなれない」──の論拠が完全に崩壊しつつある現実を、2025年に起きた2つの対照的な事件──スペインの大停電とオーストラリアの蓄電池革命──を軸に描く。問題の本質は「再エネの不安定性」ではなく、「制度と技術の更新速度」にある。
飯田哲也(イイダテツナリ) 2026.04.06
読者限定

当面、全回無料公開。新着を逃さないため、ニュースレター登録(フォロー)をご活用ください。

1)慣性の喪失──なぜ今、それが問題になるのか

この記事は無料で続きを読めます

続きは、10908文字あります。

すでに登録された方はこちら

サポートメンバー限定
バッテリー・ディケイド その1——コスト革命の記録
サポートメンバー限定
シン・オール電化その7:水素のジレンマ——日本のエネルギー戦略の致命的...
誰でも
7月6日号から、新しい段階に入ります
読者限定
シン・オール電化その6:P2X革命——電気で分子を作る時代へ
読者限定
シン・オール電化その5:交通のカップリング——テスラ・セミと物流OS革...
読者限定
シン・オール電化その4:交通のカップリング——エネルギーシステムとして...
読者限定
シン・オール電化その3:再エネ電力の温熱利用——産業熱の大転換(低温プ...
読者限定
【臨時号】日本の蓄電池産業の再生と市場拡大はできるか~経済産業省「蓄電...