【臨時号】長期脱炭素電源オークション ———— 脱炭素の軸を外して複雑化、その先に予見される隘路と自壊
7月17日、新しいパブリックコメントが始まった。「長期脱炭素電源オークションガイドライン(案)」、そして「第4回募集に向けて(案)」。締切は8月16日。この一週間、審議会資料を制度創設の頃まで遡って読み直した。
飯田哲也(イイダテツナリ)
2026.07.24
読者限定
臨時号や号外は全て無料公開。見逃さないため、ニュースレター登録(フォロー)をご活用ください
制度は2023年度に創設され、初回入札は2024年1月、今は2026年7月で第4回の制度設計に入っている。初回入札からは約2年半。年度で数えれば2023年度から2026年度まで、4つの年度にまたがる話だ。この短さの割に、制度は別物になっている。
この記事は無料で続きを読めます
続きは、12584文字あります。
- 3回の入札で何が起きたか
- 容量市場との関係――変わっていないのはメインオークション側
- 蓄電池の柔軟性、どこまで評価されているのか
- 火力・原子力の実質
- 中国系セルを劣後させて、日本の蓄電池産業は強くなるのか
- LNGと、固定還付という選択肢
- 太陽光・陸上風力・洋上風力の位置づけ
- 脱炭素の軸はどこにあるべきか
- 還付逃れを防ぐための、また新しいルール
- 誰が負担しているのか
- このまま進んだらどうなるか
- 見るべき4点
- 参考資料・出典
すでに登録された方はこちら